「共産と一緒に並ぶ写真は避ける」野党の溝が埋まるのはいつ

決戦前夜 2021衆院選㊦

 「このまま突き進むなら協力できない」。7日朝、立憲民主党福岡県連代表で比例九州の現職、山内康一(48)の電話が鳴った。相手は立民を支援する連合福岡の幹部。怒りを込めた語気に山内は「確認します」と言うしかなかった。

 「立民と共産党、社民党が共通政策締結へ」。山内は電話で、前夜の報道の真偽を問われた。翌8日、立民党本部はれいわ新選組も加えた3党と、野党共闘を目指す「市民連合」を介して共通政策を締結。県連に事前の根回しはなかった。

 巨大与党に対抗する狙いの野党共闘。2016年と19年の参院選は全32の1人区で統一候補を実現させ、16年は11勝、19年には10勝する結果を出した。だが、立民側には共産へのアレルギーが色濃く残る。憲法や安保などの基本政策に違いがあり、支援する労働組合同士が激しく対立した歴史が深い溝を生んでいる。...

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