鷹4連敗、継投失敗で逆転許す 3位と3.5差、遠い反転攻勢

 ◇ソフトバンク4-5ロッテ(15日、ペイペイドーム)

 日に日に、工藤ホークスが目指す栄光への道が険しくなっていく。反転攻勢をかけるはずだった9月。半ばを迎えても投打がかみ合わない。首位ロッテとの3連戦に連敗してカード負け越しが決定。前カードから4連敗で借金は3に膨らんだ。

 苦しい展開だったが、主砲のバットで活気が戻ったかに見えた。3点を追う三回2死二塁。柳田が美馬の初球カットボールを右中間テラス席へ運んだ。「少し詰まったがオーバーフェンスとなり良かった」。リーグトップに並ぶ26号2ランだ。

 呼応するように四回はデスパイネに同点の一発が生まれ、今宮も勝ち越し打を放った。直前2試合で1点の打線が奮起したが、今度は救援陣が踏ん張りきれない。六回に板東で追いつかれると、甲斐野も回またぎの七回につかまり勝ち越された。

 9月は4勝6敗1分け。工藤監督は「勝敗に関しては僕自身の責任と思っている」と懸命に戦う選手をかばった。

 1年前の9月15日、川村隆史3軍コンディショニング担当(享年55)が急逝した。必勝を誓った中での敗戦に誰もの表情が硬い。ロッテとは8・5ゲーム差。その背中はもうかすかにしか見えない。そればかりか3位楽天との差も3・5とこちらの背中も小さくなってきた。残り30試合。「ひたすらしっかり前を向いてやっていく」。最後の最後まで工藤監督はファイティングポーズを崩すことはない。一方で優勝へのマジックナンバー点灯も迫る相手に痛すぎる連敗を喫したことも事実だ。 (山田孝人)

 ソフトバンク・スチュワート(8月22日、ロッテ戦以来の先発も3回3失点)「毎回先頭打者を出してしまい失点につながってしまった。自分の投球ができず短い回で降板してしまいチームに申し訳ない」

 同・デスパイネ(四回に自身18試合ぶりの一時同点3号ソロ)「フルカウントからフォークを捉えられた。ビハインドで何とかチームの力になろうと打席に入り、自分のスイングができた」

 同・今宮(四回に一時勝ち越しの右前適時打)「チャンスだったので、勝ち越しをという思いだけでした。追い込まれてしまったが、カットボールになんとか食らいついていけた」

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