J1福岡、勝利目前の不覚 ロスタイムに失点しドロー

 ◆明治安田J1第29節 湘南1-1福岡(18日、レモンガススタジアム平塚)

 最後に落とし穴が待っていた。1-0でリードし、目安の6分を超えた後半ロスタイム。クロスボールを湘南の大橋に頭で合わされて追い付かれた。ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によるチェックでも判定は覆らず、試合が終了。4連勝もクラブのJ1記録(3試合)を更新する4試合連続無失点も逃し、主将の前は「本当に勝たなければいけなかった」と悔やんだ。

 残留争いに巻き込まれている湘南の激しいプレスに加え、台風14号から変わった温帯低気圧による雨の影響でボールの制御に苦しんだこともあり、自慢の連係がほころんだ。苦しい戦いを強いられながらもGK村上の相次ぐ好セーブで踏ん張り、前半30分にファンマが決めたPKの1点を守る流れになっていた。だからこそ村上は「クロスボールに対して自分が(はじき出そうと)チャレンジできたし、味方に指示を出せたところもある」と最後のワンプレーを反省した。

 昇格1年目の福岡にとってアウェーでの勝ち点1は及第点。8月22日の名古屋戦の途中から続いた400分連続無失点はJ1でのクラブ最長記録を更新した。それでも長谷部監督、前、村上は「勝ち点1を取れたという思いはなく、勝ち点3を逃した」と口をそろえた。J1残留ではなく、上位へのし上がろうとする向上心。福岡はまだまだ強くなりそうだ。 (末継智章)

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