144年前にフランス人が撮影した首里城

 沖縄県立図書館(那覇市)は今月8日からホームページ(HP)上で、144年前の明治初期にフランス人が撮影した首里城の写真画像の公開を始めた。伊従勉(いよりつとむ)・京都大名誉教授(71)が画像データを入手し、同館に寄贈。このうち正殿と御庭(うなー)(中庭)が写されたものは、これまで確認されている中で最古の撮影という。2019年に焼失した正殿などの復元に向けた資料としても活用が期待される。

 写真は沖縄県が設置される2年前の1877年5月16日、那覇に寄港したフランス海軍巡洋艦の乗組員が撮影。艦長の子孫で、フランス海軍史研究家のエルベ・ベルナール氏が原版を所有していた。

 伊従さんは、首里城復元に向けた国の技術検討委員会の委員。昨年秋に写真の存在を知って、ベルナール氏に画像データの提供を依頼したところ、日本の公的機関への寄贈を条件に承諾を得たという。

 公開されているのは、正殿のほか、首里城瑞泉(ずいせん)門、琉球王国の国廟(こくびょう)だった崇元寺の石門の計3枚。原版所有者の情報を表示すれば二次利用もできる。

 伊従さんは「王国時代の首里城の写真が使用権の制限なしに公開される意義は大きい。正殿細部もよく分かり、復元に向けた重要な資料となる」と話す。

 (那覇駐在・野村創)

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