水道水も湧き水も汚染…「汚水垂れ流すな」米軍基地に反発強める沖縄

 米軍基地が集中する沖縄県で、有害な有機フッ素化合物による河川や地下水の汚染が深刻な問題となっている。米軍が8月に下水道に放出した普天間飛行場(宜野湾市)の汚水からは高濃度の有機フッ素化合物が検出された。基地外に流出する事故も相次ぐ。県や住民は「命の水が汚染されている」と反発を強めており、米軍に抜本的な対策を求めている。

 「汚水を垂れ流すな」。18日、宜野湾市役所前に集まった約30人が、プラカードを掲げて抗議した。米軍が汚水を放出した8月26日以降、会員制交流サイト(SNS)で参加者を募り、週1回活動を続けている。糸満市の賀数(かかず)郁美さん(38)は「県民が声を上げなければ問題は解決しない」と訴えた。

 米軍が放出した汚水は6万4千リットル。米軍は有機フッ素化合物の「PFOS」と「PFOA」の合計値は日本の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム以下)を下回る2・7ナノグラム以下と説明したが、宜野湾市の調査では目標値を13倍上回る670ナノグラムを検出した。防衛省は17日、普天間飛行場内に残る未処理汚水を引き取って処分すると発表。費用約9200万円は日本側が負担する。...

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