内村「結構、手応えあった」 全日本シニア体操、種目別鉄棒7位

 体操の全日本シニア選手権は23日、山形県酒田市国体記念体育館で行われ、男子で世界選手権(10月・北九州市)代表の内村航平(ジョイカル)は専念する種目別鉄棒で着地にミスが出て、14・133点で7位にとどまった。

 不完全燃焼に終わった東京五輪から2カ月。再起戦を終えた内村の表情は晴れやかだった。

 「体の状態も悪いし、気持ちも上がらない中で試合することができて、スイッチが入った」

 五輪後は肩や腰、股関節など全身の関節の痛みに悩まされた。「顎も痛くなって『ハンバーガーが食えねぇ』みたいな。口を開けると顎が外れるような状態だった」という中、五輪と同じ構成に挑戦。手に装着していたプロテクターと鉄棒の間にずれが生じ、滑るアクシデントもあって着地こそバランスを崩して尻もちをついたが、すべての離れ技や、五輪で落下したひねり技は成功した。来月の世界選手権へ「結構、手応えはあった」とうなずく。

 種目別鉄棒に絞って臨んだ東京五輪は無念の予選落ち。「体操人生で一番大きな出来事だった。何してきたんだろうという気持ちはある」と振り返ったが、時がたち、「そういったことも僕の人生には必要だったと思う。ここで乗り越えてこそ、次への道が開ける」。そう思えるようになった。10月18日の世界選手権開幕まで残り約1カ月。生まれ故郷の北九州市で五輪の雪辱を果たすため、心技体の状態を上げていく。(伊藤瀬里加)

安里「いい跳躍できた」

 〇…世界選手権種目別跳馬代表の安里は自身2度目の大舞台に好感触をつかんだ。大技の「リ・セグァン」を決め、15・233点をマーク。「緊張感を取り戻すために出場したが、いい跳躍ができた」と振り返った。福岡大を卒業して出場した2017年の世界選手権は6位。目標の表彰台へ、「(当時から)技の体の動かし方、質は変わっている。それをいい実施として審判に見せたい」と意気込んだ。

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