街路のヒガンバナ受難…満開狙い?数十本ばっさり、住民がっかり

 福岡市博多区上呉服町の通称・疎開道路(市道)を彩る花壇のヒガンバナが何者かに切り取られ、花の世話をしている地元の製氷業濱地辰夫さん(81)をがっかりさせている。見ごろを迎えた花が次々に消え「多くの人が楽しみにしている。心ない行動はやめて」と呼びかけている。

 濱地さんは毎日、道路沿いの花壇5カ所(長さ計約40メートル、幅約2~1メートル)を手入れ。街路樹が害虫で枯れたことなどから、10年以上前に四季の花を植え始めた。ヒガンバナは実家のある糸島市から移植。少しずつ株を増やし、今では数百本の赤や白の花が10カ所ほどでまとまって咲き、初秋の風物詩となっている。

 濱地さんによると、今年は20日ごろから見ごろを迎え始めた。しかし満開になった場所を狙うように数十本がまとめて切り取られ、持ち去られるようになった。23日夜と24日の夜も被害が出たという。

 ヒガンバナは住民や通行人にも人気で足を止めて眺めたり、写真を撮ったりする人も多い。毎日の水やりや虫取りなど手入れを欠かさない濱地さんは「花盗人は初めて。せっかく育ててきたのでショックだ」と肩を落としたが、花が終わった後に伸びる葉の生長を促そうと気を取り直し、乱雑に切られた茎を根元から刈り取っている。

 (真弓一夫)

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