自民総裁選、九州選出44人の支持は? 自主投票にじむ思惑

 自民党総裁選(29日投開票)を前に、西日本新聞は九州7県選出の党所属国会議員44人の支持動向を調べた。最も支持を集めているのは岸田文雄前政調会長の17人(38・6%)で、河野太郎行政改革担当相が13人(29・5%)で追い、高市早苗前総務相が5人(11・4%)で続いた。野田聖子幹事長代行は1人にとどまっている。8人は非公表や未定とした。

 27日までに議員本人や事務所、関係者に取材した。

 岸田氏は岸田派所属の11人がまとまって支援。岸田派以外でも、細田派の衛藤征士郎氏(衆院大分2区)や麻生派の大家敏志氏(参院福岡選挙区)ら、ベテランや中堅を中心に支持を集めた。「候補の中で最も政策に明るい」(衛藤氏)などの評価が上がっている。

 河野氏は、所属する麻生派の5人中2人が支持。推薦人には石原派の坂本哲志氏(衆院熊本3区)や旧竹下派の山下雄平氏(参院佐賀選挙区)らが名を連ねた。武田良太氏(衆院福岡11区)ら二階派の3人も推す。石原派の金子万寿夫氏(同鹿児島2区)は「改革意欲と突破力に期待した」と語る。

 高市氏は、旧竹下派の木原稔氏(衆院熊本1区)と無派閥の江藤拓氏(同宮崎2区)が推薦人。麻生派の井上貴博氏(同福岡1区)や細田派の谷川弥一氏(同長崎3区)らも支持する。

 野田氏の支持は推薦人の宮路拓馬氏(衆院比例九州)のみにとどまっている。

 麻生派会長の麻生太郎氏(衆院福岡8区)は態度を明らかにしなかった。鬼木誠氏(同福岡2区)は「私の支援者で推す候補が割れており、誰に入れたかは公表しない」と話した。

 一方、参院比例選出の九州関係議員の間でも支持が割れた。二階派の衛藤晟一氏は高市氏、無派閥の園田修光氏は河野氏の推薦人にそれぞれ付いた。二階派の自見英子氏は非公表としている。

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