少年院ではいつもノーネクタイ 「話を聞くよ」と伝えたい

 孤独をこえて2

 札幌矯正管区長 中島学さん

 今春まで1年間院長を務めた福岡少年院(福岡市南区)では、いつもノーネクタイだった。にっこりとほほ笑み、包み込むのがスタイル。昨年、仮退院を控えた17歳の少年の面接も穏やかな雰囲気で始まった。

 母親からの虐待で追い詰められ、自殺を図ったことがある。感情のコントロールが苦手で、少年院は2度目。約1年間、より深く自らを見つめ直した。「心のさびを落とし、本当の自分に出会う場でした」

 健全育成を目的とする少年法の根幹には「少年は変われる」との考えがある。法務教官として歩んだ33年。多くの少年の変わる力を目の当たりにした。...

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