幸せに病める世の中目指して 始めた「メンヘラせんぱい」

 孤独をこえて5

 メンヘラテクノロジー社長 高桑蘭佳さん

 幼い頃から頭の中は恋愛でいっぱい。彼氏のことで悩み、感情が大きく振れる。誰か話を聞いて―。あふれ落ちる寂しさが、事業を始めるきっかけだった。

 高校時代。彼氏からメールの返信がなければ「嫌われた」と思い込み、学校の前で待ち続けた。成績優秀な彼の口癖は「勉強ができない女子は嫌い」。テストの成績が下がると学校に行けなくなった。「私、死んだ方がいいんじゃない」。双極性障害(そううつ病)と診断された。

 深夜、友人に恋愛相談をしても「うざい」。公益団体の電話窓口も時間が限られ「もういいですか」と言われる。今の彼氏は年上の会社経営者。出張先まで追い掛けたこともあるけれど、いつも一緒にいられるわけではなく、連絡が取れないこともある。

 「お金を払ってでも孤独を紛らわせる相手がほしい。話を聞いてくれるだけで楽になる」。昨年3月、インターネットのチャット機能で女性から相談を受ける「メンヘラせんぱい」を始めた。...

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