【独自】石村萬盛堂が事業譲渡へ 地場5社出資の新会社に

 福岡市の老舗菓子メーカー「石村萬盛堂」が、めんたいこ製造・販売「ふくや」を傘下に置く「かわとし」(福岡市)など地場企業5社が出資する新会社に事業譲渡することが28日、分かった。10月1日付の予定で、従業員と店舗は新会社が引き継ぎ、商号は変えずに営業を続ける。

 石村萬盛堂は近年、他社との競争激化で業績が悪化しており、新型コロナウイルスの感染拡大も追い打ちとなった。地場企業の支援を受ける形で事業の再生を図る。

 1905年創業の同社はマシュマロを使った「銘菓 鶴乃子」が主力商品で、「ホワイトデー」の起源とされる「マシュマロデー」を発案したことでも知られる。和菓子のほか洋菓子も手掛け、福岡県を中心に店舗を展開している。

 関係者によると、同社の売上高は2015年6月期の約58億円から、20年6月期には約30億円まで縮小。工場への設備投資なども負担となって収益が悪化し、債務超過に陥っていたとみられる。同社は福岡市博多区にある本店の土地に加え、工場の売却も進めていたという。

 (古川剛光、仲山美葵、吉田修平)

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