自民新総裁の原点は少年期の差別体験 酒豪で有名、カラオケはサザン

東京ウオッチ

 29日に投開票された自民党総裁選で総裁の座をつかんだ岸田文雄前政調会長(64)。政策通として知られる一方、「堅物」という印象が先行してきた。出馬表明以降は、政治家への歩みや素顔も精力的に発信し続け、脱皮を図ろうと苦心した。西日本新聞のインタビューなどを通して人物像を紹介する。(聞き手・大坪拓也)

 【政治家の原点】

 -少年期の米国在住時代、白人の女の子に手をつなぐのを拒まれた差別体験が原点にあるとか。

 「幼い頃で大変強い印象があった。世の中に理不尽なことがあると。成長する中、正義感を強く持つことに大きな影響を与えた」

 -政治家を輩出してきた早稲田大で学んだ。すぐに政界を意識した。

 「いや、自分の目標を探し続けたが、なかなか見つからなかった。政治家を志したわけではなかった」

 -芸術家にも憧れた。

 「夏目漱石のような文豪に憧れた。(芥川賞作家の)庄司薫さんの作品もよく読んだ。一人旅もした。物事を考えるには良かった」

 -学生、銀行員時代に衆院議員だった父、文武氏(故人)の熾烈(しれつ)な選挙を手伝った。

 「民主主義の基本である選挙を経験し、いろんな人間がいるんだなと。年齢や性別、職業に関係なく皆が持つ1票を入れてもらうため、どんな努力をするべきなのか考える貴重な経験だった。それが政治家への道に影響した」

 -被爆地、広島の政治家として核兵器廃絶への思いは。

 「被爆地における被爆体験というのは決して政治でもイデオロギーでもない。核のない世界を目指す思いは、被爆地においては広く当たり前のことだ、とつらい体験を語る人たちを見て改めて感じる」

 【横顔】(岸田氏のインスタグラムのライブ配信から)

 -酒豪で有名だが、最高でどのくらい飲める。

 「30、40代の頃は年に何回か記憶がなくなるまで飲みました。朝起きたら家に帰っている。どう家に帰ったのかすごい不安になりました。最近は控えてます」

 -好きなミュージシャンは。

 「カラオケでよく歌うのはサザンオールスターズです」

 -歴代で一番好きな野球選手は。

 「小さい頃から地元広島の広島東洋カープのファンです。衣笠祥雄さんのサードを守る躍動感とバッティングが印象に残ってます」

 -奥さまの手作り料理は何が好きですか。

 「妻が作った料理を食べるときは必ず『おいしいおいしい』って言うのを心掛けています。中でも本当においしいと思うのはやはりお好み焼きです」

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