地域を描く2作品 都満州美「訪問診療」 伊福満代「二歩の父」

茶園梨加さん寄稿

 先日、遅ればせながら米本浩二さん『魂の邂逅(かいこう) 石牟礼道子と渡辺京二』(新潮社、2020年)を読んだ。石牟礼さんの伴走者として、そばに居続けた評論家・渡辺京二さんとの関係を描いている。本著の冒頭が「聞き書き」風の、「道子」の一人称の語りから始められていることは、それ自体が石牟礼さんへの最大のオマージュだと感じた。米本さんの筆によって、最晩年の等身大の姿を垣間見られる「幸運」を、噛(か)みしめながら読む。...

残り 1540文字

この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。

関連記事

PR

開催中

初めての俳句教室

  • 10月7日(木)、11月4日(木)、12月2日(木)
  • 耳納市民センター多目的棟

PR