岩崎暴投…鷹、連夜の悪夢 継投失敗、逆転負け

 ◆オリックス2-1ソフトバンク(1日、京セラドーム大阪)

 マウンド上に、バッテリーと内野陣が集まってきた。1-1の同点で迎えた七回、守る状況は1死二、三塁で、オリックスの打者はT-岡田。誰が見ても申告敬遠での満塁を想定し、守備位置の確認を行うためだ。

 ところが、一向にベンチが動かない。慌てて森山投手コーチがマウンドへ走った。工藤監督が申告敬遠を告げたのは、森山コーチがマウンドから戻ってからだった。

 4位で追う立場のソフトバンクだが、混戦の中でオリックスに3連勝でもすれば、逆転優勝への可能性も膨らんでくる。大事な戦いだからこそ、ベンチの決断もより重要になる。勝負なら迷いなく、左投手を投入する場面だ。試合後、工藤監督は嘉弥真投入の選択肢を問われ「あったんですけど」と明かすも「右、左は関係なく後ろ3人(T-岡田、伏見、太田)はいかないといけないところなので、そこは嘉弥真を使わなくても、と思っていた」。選手とベンチとの間で“ずれた思惑”が、大一番の流れに水を差してしまった。

 再開直後、岩崎の初球の154キロ直球は本塁手前でワンバウンド。暴投での2点目で、オリックスに決勝点を献上してしまった。「ああいう形で1点は取られたけど、いい形で後半まで来ることができた。こういうゲームをして、あとは勝ち切るというところ」と工藤監督は“ネバーギブアップ”を強調したが、残り18試合で首位オリックスとのゲーム差は6、3位楽天にも2差をつけられた。遠ざかる上位の背中。それだけに“防げた失点”での連敗が痛すぎる。 (喜瀬雅則)

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