バットマン、ジョーカー…アメコミ「DC」の世界に浸る

 青、赤、黄のカラフルなコスチュームで空を飛び、超人的パワーを持つスーパーマン(実は異星人)と、黒一色の強化スーツで身を包み、力は平凡でも知恵と努力と精神力で敵に立ち向かうバットマン(こちらは人間)。光と闇の対照を成すこの二大ヒーローは1930年代末、米国出版社「DC」のコミック作品から生まれた。

 福岡市博物館(同市早良区)で開催中の「DC展 スーパーヒーローの誕生」では、貴重な初期のコミック原画、映画で俳優たちが使用した衣装など500点超を通して、世界で愛されるキャラクターの魅力を伝えている。

 スーパーマンでは、クリストファー・リーブを始めとする歴代の俳優が着たコスチューム、現代アートの大家アンディ・ウォーホルが描いたポスターがある。バットマンでは味方のロビンやキャットウーマン、宿敵ジョーカーなど悪役たちの衣装、映画「ダークナイト」に登場した前輪にマシンガン搭載のバイクも飾られている。時間を忘れ、見入ってしまう。

 DCが生んだヒーロー、ヒロインはこれにとどまらない。時代とともにコスチュームが変わる「ワンダーウーマン」、キュートで猟奇的な「ハーレイ・クイン」などの世界も紹介している。

 敵を倒し、困難に立ち向かうスーパーヒーローたち。気分が重く沈みがちな昨今だからか、力強い光がひときわまぶしい。

 (文・塩田芳久、写真・納富猛)

 DC展 スーパーヒーローの誕生
 12月5日まで、福岡市早良区百道浜の同市博物館。西日本新聞社など主催。会場は撮影可能。入場料は一般・大学生1800円、中高生1200円、4歳以上~小学生600円、3歳以下無料。10月21~24日に本展限定ポストカードを先着順で配布する。月曜休館。事務局=092(711)5491(平日のみ)。

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