ヘビはどこへ 牟田幸枝

 今年も夏が過ぎ、秋が訪れた。私にとって夏は暑さとともにもう一つ、寿命が縮むような思い出がある。

 子どもの頃、鶏の卵を取りに行くのが私の役目だった。あるとき、いつものように鶏小屋に入り、手を伸ばしたその先で、ヘビが卵をのみ込んでいた。「キャッ!!」。...

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