枠に収まらぬ歴史研究者 色川大吉さんを悼む 

実川悠太さん寄稿

 半世紀前、まだパソコンやスマホがない時代、人びとはよく本や新聞を読んだ。今はなき、「展望」や「朝日ジャーナル」、「思想の科学」や「現代の眼」といった硬派の雑誌が元気だったし、街角や喫茶店で社会や政治、文学や思想について延々語り合った。現代とは異なる空気の中で、社会的影響力を持っていたのが、「文化人」や...

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