「ジャーナリスト全体の勝利」 東南アジアの記者、ノーベル平和賞を歓迎

 【バンコク川合秀紀】ノーベル平和賞にフィリピンの女性ジャーナリスト、マリア・レッサ氏らが選ばれたことを受け、メディア規制が厳しい強権国家が多い東南アジアの記者らが個人の会員制交流サイト(SNS)などを通じ「各国で闘うジャーナリスト全体の勝利だ」と口々に歓迎した。

 英BBCバンコク特派員のジョナサン・ヘッド氏は自身のツイッターに「(政府による)敵対的な環境下でメディアの独立性を守る闘いを続けるレッサ氏への素晴らしい評価だ」と投稿。

 シンガポールの大手メディア、チャンネル・ニュースアジア(CNA)のサクシス記者はツイッターで「ジャーナリズムの象徴的な勝利だ」と投稿。その上で「同時に、いかに報道の自由が各国で攻撃にさらされているかを想起させる」とも述べた。

 王室批判を禁じる不敬罪などでメディア規制が続くタイ・カオソド紙のティーラナイ記者も自身のフェイスブックで受賞を歓迎する一方「タイのメディアは最近、当局の厳しい取り締まりで真実が伝えにくくなっており、今回の平和賞を、私たち記者が励まし合うものとして受け止めたい」と結んだ。

 東南アジア関係者の平和賞受賞では、ミャンマーの民主化運動を率い、現在はクーデターで再び拘束されているアウン・サン・スー・チー氏(1991年受賞)が有名。ミャンマーで独立系メディアに勤める男性記者は取材に「東南アジアを含め、多くの強権国家に対する強い警告でもある」と答えた。

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