九州のドラフト注目株…「火の国」守護神の石森、急成長の155キロ左腕

 プロ野球のドラフト会議が11日に迫っている。今年創設されたプロ野球独立リーグ、九州アジアリーグ「火の国サラマンダーズ」で抑えとして活躍した左腕の石森大誠投手(23)は九州の注目選手の一人。12球団から調査書が届き、同リーグから初の指名を待つ。

 「緊張とかはなく、ワクワクしかない」。九州アジアリーグからのドラフト第1号を目指す石森は「運命の日」が待ち遠しそうだ。

 今季はリーグ戦36試合に登板し、19セーブを挙げた。5月のソフトバンク3軍との練習試合では自己最速の155キロをマーク。力のある直球に決め球のフォークを使い36回1/3で63三振を奪った。3球勝負にいく思い切りのいい投球が持ち味だ。

 石川県出身。遊学館高(石川)で甲子園を経験。東北公益文科大では2年まで野手と投手の「二刀流」だった。大学4年でプロ志望届を提出したが「1球団も調査書は届かなかった」と振り返る。

 転機はソフトバンク、オリックスで182セーブを記録した馬原孝浩ピッチングゼネラルマネジャー(GM)の就任だ。トレーナーとしても豊富な知識を持つ馬原GMの指導で急成長。球速は大学時代の最速149キロから6キロアップした。「僕の野球人生で一番中身が詰まった一年だった」と感謝する。「チームができて1年目でプロに行けば、これから入る選手も変わってくると思う」。開拓者としての使命も感じている。 (前田泰子)

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