【独自】22年1月の久留米市長選、現職の大久保氏出馬せず 11日表明

 福岡県久留米市の大久保勉市長(60)は10日、西日本新聞の取材に応じ、任期満了に伴う来年1月の同市長選に立候補しない考えを明らかにした。「この4年間で市政の課題に道筋を付けることができた」と述べた。11日に正式表明する。

 市長選は1月16日告示、23日投開票。現時点で立候補を表明した人はいない。大久保氏は後継について「私は指名はしないが、考え方が近い人を応援したい」と説明。大久保氏の支援者らが後継候補の擁立を模索している。

 大久保氏は同市出身。都銀や外資系証券会社で勤務後、2004年から参院議員を2期、当時の民主党・野田内閣では財務副大臣を務めた。16年の参院選は候補者内定を辞退。18年の久留米市長選に前市長の後継として名乗りを上げ、初当選を果たした。

 元金融マンの経験を生かし、西鉄久留米駅東口の商業ビル「リベール」の債権処理に着手。昨年11月、事実上19億円の債権放棄に踏み切り、30年以上続く市の懸案解決に手腕を発揮した。一方で旧来の慣習に距離を置き、根回しを重視しない政治手法などに反発も強かった。

 大久保氏はこれまで、新型コロナウイルスへの対応などを理由に進退の明言を避け、市議会9月定例会では「(判断を)保留したい」と答弁していた。市長周辺からは続投を求める声もあるが「市長を何年やるかではなく、短期間でどんな実績を残すかが重要だ」と語った。(大矢和世、木村知寛)

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