「堂々と二次会できる」九州の時短全面解除、活気戻る“夜の街”

 新型コロナウイルス対策に伴う飲食店への営業時間短縮要請が15日、九州で全面解除になった。福岡、熊本両県で午後9時以降の営業が約2カ月半ぶりに再開した。福岡市・天神では屋台が連なり、九州最大の繁華街中洲でもバーやスナックの営業も本格化。「夜の街」は活気を取り戻し始めた。

 午後6時。天神の目抜き通りでは、時短要請中は休業していた屋台も久々に明かりをともした。その一つ、「那須の大八」では開店前から常連客がカウンター席に集まり始めた。経営する阿高正美さん(65)は「うれしいね。慌てず体を慣らしていかんとね」。

 スナックやクラブが動き始める午後8時。中洲の大通りは時短要請期間中から一変していた。焼き肉店を出たその足でスナックに入る会社員の2人組、ホステスと練り歩く男性…。「堂々と2次会ができるっていいね」と関西から出張で来ていた男性は赤ら顔だった。生花店「ABCフラワー」の志岐貴之社長は「徐々に活気は戻っている」。営業再開を祝う花の注文が増えたという。

 酒類提供の自粛要請に応じ続けてきた老舗クラブ「うるわし」も、この日から通常営業に。ただ、ホステスの一条紫織さんは「期待と不安が半分半分」と話す。最大の書き入れ時の12月に感染拡大が重ならないか、気をもむ。「元の中洲に戻ってほしいけど、第6波は怖い。しっかり感染対策したい」

  (高田佳典、森井徹)

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