衆院選佐賀 立候補者の横顔紹介(1区、2区)

 31日投開票の衆院選は佐賀1区に2人、2区に2人の計4人が立候補し、論戦を繰り広げている。候補者の国政に懸ける思いや人柄を紹介する。 (届け出順)

佐賀1区

寄り添う政治が原点

岩田和親氏 

岩田和親氏(48)自民前職

 県議だった父を間近で見て政治の道を志した。自らも25歳で県議となり、3期務めて国政に進出した。

 衆院議員3期目は2019年から1年間、防衛政務官を経験した。「わが国を取り巻く安全保障の厳しさを肌身で感じた」。陸上自衛隊オスプレイ佐賀空港配備計画についても「国防の必要性に対する理解がさらに深まった」と語る。

 丁寧に話を聞く姿勢は、所属派閥トップの岸田文雄首相の直伝。アスパラガス農家から大雨被害の話を聞き、「寄り添うことが政治の原点」との思いを強くした。

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、昨年12月から動画投稿サイトでの発信を本格化。週1回は新しい動画を投稿する。

 コロナ禍もあって外食の機会が減り、昨年春から料理を始めた。動画を見ながら、ホテルで出るようなオムレツに挑戦したり、鶏がらでだしを取ってラーメンを作ったりした。趣味は映画鑑賞。燃える情熱の思いを込め、赤いネクタイを愛用する。 (北島剛)

毎朝動画で情報発信

原口一博氏

原口一博氏(62)立民前職

 この選挙を「新型コロナウイルス危機から国民を救う千載一遇のチャンス」と位置づける。コロナ対策より総裁選に明け暮れていたと自民党を批判。コロナ検査の拡充や消費税減税などを掲げ政権奪還を目指す。

 「日本を明るくあったかい国にしたい」という思いから政治家を志した。原点は小学生の時に聞いた被爆者の体験談。あまりにむごい内容に衝撃を受け、平和の尊さをかみしめた。現在も核兵器や平和問題に積極的に取り組んでいる。

 コロナ下で有権者との対面交流が制限される中、会員制交流サイト(SNS)での情報発信に力を入れる。ツイッターのフォロワーは約26万人。「自分で放送局を持っている感覚」で毎朝欠かさず動画を投稿し、夜はライブ中継機能で有権者と意見交換する。「対面よりオンラインの方が支持者と長く話せる」と手応えを感じている。

 趣味は料理で、肉じゃがが得意。2013年に亡くなった妻直子さんの味を思い出しながら腕を磨いているという。 (野村有希)

佐賀2区

コロナ禍でも草の根

大串博志氏

大串博志氏(56)立民前職

 財務省職員時代、国の予算編成を通じて見えたのは本来国民のために使われるべき税金と、官僚の天下り先となる団体や一部政治家との密接なつながり。「税金の使い道が癒着の中で決められている」と感じた。

 その構造を変えるには、米国のように政権交代が繰り返されることで生まれる与野党の緊張関係が重要だと判断。まだ幼かった2人の子どもの寝顔を見つめ、「国民から信頼される政治を目指す」と誓った。

 これまで衆院議員を5期務めたが、小選挙区での当選は2回のみ。前回に続き小選挙区で勝利できれば、「党内での求心力が高まり、国会でもより重要な役割が果たせる」と語る。

 とにかく地域に深く入り込む草の根活動の実践家。「選挙カーで回れば、公民館単位ごとに呼び掛け内容を変えられる」と胸を張る。コロナ禍で約半年、東京を離れられなかった間も、秘書の携帯電話を通じて地元の集まりなどに参加した。

 趣味は漫才鑑賞。深夜にお笑い動画を見て気分転換している。 (糸山信)

最新スマホ手に奔走

古川康氏

古川康氏(63)自民前職

 「地域課題の解決に向けて汗をかく保守政治家が必要」。文相や自治相などを歴任した元衆院議員の保利耕輔氏=旧佐賀3区=の政界引退を受け、2014年に知事を辞職して国政へ。「一隅を照らす」を政治信条に、困っている人や地方の声を届けてきた。

 昨年9月に菅内閣の総務政務官に就任。主に情報通信分野を担当し、携帯電話料金の値下げにも取り組んだ。「政策を国民に広く実感してもらう難しさを感じた。一方で変えるべきことが身近にたくさんあると思った」。内閣での経験を3期目に生かすつもりだ。

 周囲には真面目と言われるが、実は「積極的で明るい」性格。知事時代、介護を理由に管理職を望まない女性職員などの声を聞き、テレワークを推進。国会議員になってからも、猟友会の課題を知ろうと狩猟免許を取得した。新しいものが好きで、スマートフォンはいつも最新機種を買って機能を確かめるという。

 趣味は料理。東京にいるときは療養中の妻に朝食を振る舞う。 (津留恒星)

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