「背私向公」49年、若い世代で政策を 衆院選熊本2区立候補者の横顔

 (届け出順、年齢は投票日現在の満年齢)

「背私向公」貫き49年

野田毅氏

野田毅氏(80)自民前職

 困っている人を放っておけない-。新型コロナ禍で廃業に追い込まれた飲食店や失業者を救済するため、財政の安定性を重視する。党税調会長を長年務め「財政のプロ」を自負する。

 「高齢」と見られることを自覚し、集会後には会場を歩き回って支持者にあいさつするなど健脚をアピール。世代交代論には「年齢ではなく、政治家としての仕事力で判断してほしい」と反論する。

 1972年の衆院議員初当選から49年。座右の銘である「背私向公」を貫いてきた。体調維持の秘訣(ひけつ)は十分な睡眠とストレッチだが「仕事をして『ありがとう』と言われることが一番元気につながる」という。 (綾部庸介)

若い世代で政策実現

西野太亮氏

西野太亮氏(43)無所属新人

 小さい頃からの憧れ、財務省時代の経験を通して芽生えた使命感、古里・熊本への思い、政治家に転身した同僚からの刺激…。それらが相まって政治家への道を決断したのは5年前。

 退職して退路を断ち、古里でゼロからの出発。のぼり旗を手に1人で始めたつじ立ちは、2017年前回選で落選後すぐに再開し1500日を超えた。今は大勢の支援者が集まる。「多くの人に支えられ、政治を志す覚悟が本物になった」

 有明海沿岸道路の早期の県内延伸を目指し「われわれ若い世代が責任を持って実現させ、熊本の潜在能力を引き出す」と訴える。相田みつをの言葉「一生燃焼 一生感動 一生不悟」が座右の銘。 (宮上良二)

格差なき社会目指し

橋田芳昭氏

橋田芳昭氏(66)共産新人

 水俣病など公害問題が噴出した1970年代に高校生活を送り、市民が企業利益の犠牲となる社会に疑問を抱いた。熊本大に入学した直後に共産党へ入党。「億万長者もいれば明日のご飯すらない人もいる」。市民の相談を受ける中で貧困や経済格差を実感し、高額所得者優遇の税制是正と消費税減税を訴える。

 演説では「核兵器禁止条約への参加」に必ず触れる。長崎で被爆した母から体験談を聞いて育ち、「被爆2世だからこそ訴えなければ」と使命感を燃やす。

 多忙な日々のいやしは、まだ小さな孫2人の存在。「新型コロナもあり頻繁ではないが、会えるとやはりうれしい」と顔をほころばせる。 (松本紗菜子)

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