『後列のひと 無名人の戦後史』 清武英利著

 大きな肩書や業績などない、ごく普通の人を筆者は「後列のひと」と呼ぶ。本書に収められたそんな人々と家族の物語18編は、名もなき野草のような「主張しない気高さ」をまとう。第9話「壁掛け時計の釘(くぎ)」は、大分県警の元警察官が主人公。地域をくまなく歩いて交通事故を激減させた駐在所勤務時代。退職後は病魔...

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