ルイーズ・グリュック著『野生のアイリス』 再生示唆する希望と勇気

 「苦しみの果てに/扉があった」と詩は始まる。

 耐寒性球根から初夏に花咲かせるアイリスや水仙、湿度のある日陰に咲くエンレイソウやオドリコソウ、雪解けとともに咲くマツユキソウ。庭の草花や木々は詩人を慰め、時に季節の無情、孤独を知らせる。

 朝夕に祈りを捧(ささ)げる日々の中で、神へ届かない声があるこ...

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