世界体操、跳馬の米倉「福大仕込み」で頂点へ 決勝で恩返し誓う

 米倉が跳馬で金メダルを狙う。20日の予選は2本平均14.783点の4位で通過。1位は同14.833点と僅差だ。

 福岡大出身のスペシャリストは「福大だからこそ跳馬に絞って結果を残そうという考えになった」と感謝する。今大会には米倉の福岡大の先輩、安里圭亮(相好ク)も跳馬で出場した。

 練習場は大学の体育館を他の部活と共有し、全国的な実績を残した選手もほとんどいない。ただ、その環境が「一芸」に秀でた選手を生んだ。複数の技を組み合わせて演技を構成する他の5種目と違い、跳馬は一つの技がそのまま演技となる。福岡大の貞方浩二監督は「これを覚えれば、トップの選手にも勝てるという考え」と明かした。

 大技「ヨネクラ」の名が付いた大学3年当時は1日3時間の練習のうち1時間を得意の跳馬に費やしていたという。大学1年時に肩を痛めて跳馬を軸に練習するようになった安里の「リ・セグァン」は貞方監督が脚力に注目して習得を勧めた。

 「関東の大学に進学していれば(6種目で)他にもうまい人がいるから埋もれてパッとしないまま終わった」。地元開催の大舞台で米倉は恩返しを誓っている。 (伊藤瀬里加)

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