参院静岡補選 与党「厳しい」野党「追い風」 九州の関係者

 24日に投開票された参院静岡選挙区補欠選挙の自民候補敗北を受け、衆院選を戦う九州の自民陣営からは25日、落胆や不安の声が相次いだ。野党側は31日の投開票に向け、「追い風になる」と勢いづいた。

 「地域や候補者で事情は違う」。鹿児島1区の自民前職はこう語り、自身の戦いには影響しないとの考えを強調した。ただ、報道各社の出口調査によると、静岡補選は無党派層の票の多くが野党系候補に流れたとされる。鹿児島1区も無党派層が勝敗を左右する都市型選挙区。前回小選挙区を勝ち上がった立民前職との一騎打ちは接戦が伝えられる。「無党派の人たちにどう浸透するか。全力で頑張らなければならない」。陣営関係者は「静岡の敗戦で、自民に厳しくなったのは間違いない」と言葉少なに語った。

 「(静岡補選と同じく24日に投開票され、自民候補が圧勝した)参院山口選挙区の補選と合わせれば1勝1敗だ」。福岡1区の自民前職はこう話し、平静を装った。自民福岡県連の関係者は「岸田文雄首相が『選挙の顔』として弱いことがはっきりした」と懸念した。

 一方、福岡1区の立民新人は「静岡で吹いた風が今の民意だ。この風を福岡でもしっかりと受け止めたい」。応援に入った立民の福山哲郎幹事長も街頭演説で静岡補選の結果に触れ、「自民の議席を野党が奪った。日本中で今、変わっている。政権を変える動きが出ている」と気勢を上げた。

 静岡補選では共産が独自候補を擁立し、主要野党の一本化には至らなかった。共産福岡県委員会の内田裕委員長は「静岡でわが党の候補は敗れはしたが、自民政治への批判が相当に根深いことの表れだと思う。衆院選でもプラスに働く」と喜んだ。

(片岡寛、塩入雄一郎、華山哲幸)

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