ラッコのリロをライブで観察!マリンワールドにカメラ、飼育員が魅力語る

 国内で飼育されているラッコ4匹のうちの1匹で、福岡市東区の水族館「マリンワールド海の中道」にいる「リロ」(雄、14歳)を遠隔で観察できるライブカメラが設置された。西日本新聞meのアプリを使って見ることができる。

 同館などによると、国内の水族館で飼育されているラッコはリロも含め4匹。公開されているのは同館を含め2施設3匹しかいない。乱獲などを受けて主な生息地である米国が国際取引を規制し、既に国内で飼育されていたラッコも高齢化で減っている。

 リロはマリンワールドで人気が高く、担当者は「見る機会が減ってしまったラッコのかわいさを知ってもらいたい」と話す。ラッコの映像は、午前9時から午後6時まで。午後6時から午前9時の間はイルカショーが行われるプールと博多湾の映像に替わる。

ライブカメラの画像。気ままに泳ぐラッコを見ることができる

 meアプリのライブカメラは、ほかにも天神や博多駅、油山など計18カ所に設置している。アプリをダウンロードすると見られる。(永松幸治)

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アプリの方は「ライブカメラ」でご覧ください

ラッコ飼育員便り

優しい「紳士」リロ 

 マリンワールド海の中道のラッコの様子を西日本新聞meから見られるライブカメラが設置されました。みなさん、ぜひお楽しみください。

 マリンワールドには多くの動物がいますが、ラッコのリロは特に人気です。雄の14歳で、愛らしい姿に魅せられる人が多いようです。私はマリンワールドが開館した1989年4月からスタッフとして働いており、これまで約20匹のラッコを飼育してきましたが、リロは中でも特に優しい「紳士」のラッコです。

 少し、国内の水族館にいるラッコの現状を説明しますね。ラッコは北海道や米・アラスカ州などの太平洋沿岸に生息しています。日本ではピーク時の1994年、30近い施設に122匹が飼育されていました。マリンワールドは2000年ごろが最も多く、7匹いました。一方、近年は繁殖が進まず、また米国の取引規制などを受けて国内で公開されているラッコは、リロと鳥羽水族館(三重県)にいる2匹の合わせて3匹のみ。北海道の近海では野生のラッコの群れが確認されていますが、国内の水族館で新たな飼育をする予定は現時点ではありません。

 リロは2012年3月にアドベンチャーワールド(和歌山県)から繁殖を目的に、それまでマリンワールドにいた雄と交換でやってきました。ラッコは移動にストレスを感じることが多いんですが、リロは来た当時から、元気で、他のラッコとも仲良く過ごしていました。きれい好きで、爪の間から出る微量の油を使って、いつも毛繕いをしています。ラッコは脂肪が少ない動物で、皮が伸びるので比較的広範囲の毛を一生懸命手入れしています。ライブカメラでチェックしてみてくださいね。(マリンワールド海の中道・海洋動物課主任 濱野真さん)

 

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