「君ありてこそ」貫いた思い

<惜しまじな君と民とのためならば身は武蔵野の露と消ゆとも>。時代が江戸から明治に変わる少し前。孝明天皇の妹で、14代将軍徳川家茂と結婚した皇女和宮が詠んだ歌だ▼黒船の襲来以降、弱体化した江戸幕府は、政権強化のために朝廷の権威を利用しようとした。天皇は幕府の求めを断れず、和宮に降嫁を命じた。京都から出たことのない皇女は見知らぬ江戸が怖くてたまらなかった。既に婚約者もいた...

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