山が結ぶ神と仏、日本と海外 九州歴史資料館で「山岳霊場」展

 像の表面には節が目立つ。内部には大きな空洞もある。福岡県久山町の清谷(せいこく)寺に伝わる「地蔵菩薩立像(じぞうぼさつりゅうぞう)」(同町指定有形文化財)は平安時代の木像。彫刻に適さないような木を、わざわざ使ったのだろうか。

 九州歴史資料館(九歴、同県小郡市)学芸研究班長の井形進さんは「特別な由緒を持つ霊木だったのではないか」と見る。地蔵は日本固有の霊木信仰に基づく聖なる木から彫り出した仏教の尊像。神仏が混じり合った古くからの信仰の様相を示す。...

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