アビスパ長谷部監督続投、J1残留達成を高く評価

 J1福岡の長谷部茂利監督(50)が来季も続投することが28日、分かった。就任2年目の今季は、来季のJ1残留を達成。5年ごとに昇格と降格を繰り返した「5年周期」のジンクスを打破した。クラブは昨年のJ1昇格に続き、2年続けてノルマを達成した手腕を高く評価。続投は近日中に発表される。

 長谷部監督は2019年にJ2で16位に沈んだチームの再建を託されて20年に就任。1年で昇格を達成すると、今季はJ1で初の6連勝、最多勝ち点更新などクラブ史を次々に塗り替えた。選手にハードワークを求め、組織的に守備を固めるスタイルは昨季から一貫。選手とのコミュニケーションも重視し、安定感のあるチームに成長させた。

 8月25日のホーム川崎戦では先発出場が少なかった選手を中心に1-0で勝利。昨季からリーグ戦無敗を継続していた王者に土をつけた。今季川崎をリーグ戦で破ったのも現時点で福岡だけだ。クラブは5試合を残した早い段階で合意を取り付けたとみられ、長谷部監督もクラブや選手に信頼を置いており、指揮継続に支障はなかったもようだ。

 現在、勝ち点47で8位。11月3日のホーム大分戦で勝利すれば、開幕前に掲げた目標の勝ち点50に到達する。クラブはさらなる進化を目指して、歴史を変えた指揮官に命運を託す。

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 ◆長谷部 茂利(はせべ・しげとし)1971年4月23日生まれ。神奈川県出身。桐蔭学園高、中大を経て、94年にV川崎(現・東京V)に入団。神戸や市原(現千葉)などに在籍。現役引退後は神戸でコーチなどを務め、2018年からJ2水戸の監督に就任。19年にクラブ過去最高順位の7位に導き、20年に福岡の監督に就任した。

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