絵画、彫刻で自然表現 九州国立博物館で12月5日まで 特別展「海幸山幸」

 海に囲まれ国土の7割を山林が占める日本。国宝11件を含む96件の絵画や彫刻などを通して、豊かな自然が育んだ日本の文化と歴史を紹介する特別展「海幸山幸-祈りと恵みの風景」が12月5日まで、福岡県太宰府市の九州国立博物館で開かれている。

 海を代表する展示物は、玄界灘に浮かぶ世界文化遺産の沖ノ島(福岡県宗像市)で出土したとされる国宝「三角縁神獣鏡」だ。海を越えた、大陸との交流を物語る。魚類を細密に描いた江戸中期の「衆鱗(しゅうりん)図」もカラフルで見飽きない。

 山の代表は博多の禅僧、仙厓(せんがい)(1750~1837)の「竈門(かまど)山図」だろう。太宰府市にある霊山の宝満山を描いた墨絵だ。人々の間に山岳信仰が根付いていたことがうかがえる。

 海と山を描いたのが、室町時代の国宝「日月(じつげつ)山水図屏風(びょうぶ)」(展示は11月16日~12月5日)だ。右隻(せき)に金色の太陽、左隻には銀色の月を配置した雄大な作品で、四季の移ろいも表現している。入場料は大人1600円ほか。NTTハローダイヤル=050(5542)8600。 (塩田芳久)

 

 

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