車いすの子のために小学校にエレベーター 99歳男性、善意の3000万円

 福岡県太宰府市立水城小の校舎にエレベーターが新設され、22日に同校で完成披露会があった。地元の甲斐義憲さん(99)が市に寄付した3千万円を活用した。

 式典に出席した甲斐さんは「もともと子どもが好き」とあいさつ。過去に3カ月間教員をしたことがあり、八幡製鉄所(現日本製鉄)にも勤務。市内に住み始めて17年目で最も長く住む地域であることから今回の寄付を思い立ったという。

 甲斐さんの思いを聞いた楠田大蔵市長が面会し、水城小へのエレベーター設置に使えないかと打診、甲斐さんは快諾したという。6月から工事に入り、今月半ばに完成。市も約1千万円を負担した。

 同小には、車いすで移動する3年の養父丈一郎さんが通学しており、保護者たちが要望していた。早速、利用した養父さんは「うれしい」と笑顔を見せた。他の児童も「階段しかなく不便なことが多かった」「足を骨折し松葉づえを使う友人がいた」と述べ、エレベーターの設置を喜んだ。

 (四宮淳平)

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