九産大3連覇、零封リレーで神宮切符 九州大学野球選手権

 第28回九州大学野球選手権(西日本新聞社など後援)は31日、北九州市民球場で決勝があり、九産大(福岡六大学)が北九大(九州六大学)を4-0で破り3年連続10度目の優勝を決めた。先発の楠本宏武(2年・鎮西学院)とエース渡辺翔太(3年・北九州)の無失点リレーで明治神宮大会(20日から6日間、神宮)の出場権を獲得した。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった同大会に九産大は九州3連盟の代表として出場。初戦は国学院大(東都大学野球)と仙台大(東北3連盟)の勝者と対戦する。

3年ぶりの全国1勝を

 九州の王座を守り続ける九産大が、北九大の挑戦をはねのけ3連覇を達成した。胴上げされた大久保哲也監督は「リーグ戦では胴上げは遠慮したけど、今日はいいだろうと思って」と選手と喜びを分かち合った。

 投手陣がリーグ戦同様の安定感を見せつけた。先発の楠本が七回2死まで6安打無失点。準決勝から連投となったエース渡辺が2回1/3を1安打で零封した。準決勝で17安打の北九大打線を抑え、渡辺は「決勝はゼロで抑えたかった。楠本がうまくつないでくれたのでやりやすかった」と後輩の力投をたたえた。

 九州の常勝チームの目標は「全国1勝」だ。九産大は2018年、全日本大学選手権のベスト4以降、全国大会で勝っていない。今年の全日本大学選手権も初戦敗退。「今度は全国で勝つという強い思いがあった」と大久保監督は選手の気持ちを感じていた。渡辺も「自分が入学してからまだ全国で勝っていないので、今度は絶対に勝ちたい」と力を込めた。

 チームの持ち味はバッテリーを中心とした守りの野球。05年に優勝した明治神宮大会でもう一度、一から全国の頂点を目指す。 (前田泰子)

北九大は力負け

 北九大は前日の準決勝で17安打と打ちまくった打線がチャンスをつくれなかった。本年度で定年退職する徳永前監督の最後のシーズンを初の明治神宮大会出場で飾れず「思ったより(九産大の)壁は厚かった」と山本監督は実力差を痛感した。「攻、守、投、走すべて足りなかった。この冬を厳しく乗り切っていきたい」と山本監督は打倒九産大を掲げ、猛練習で再出発することを誓った。

関連記事

福岡県の天気予報

PR

PR