前福岡知事の小川洋さん死去 11年から3選、肺腺がんで闘病 72歳

 前福岡県知事の小川洋(おがわ・ひろし)氏が2日午前11時7分、福岡市東区の九州大病院で死去した。72歳。福岡市出身。肺腺がんのため今年3月に知事を3期目の途中で辞職し、療養中だった。葬儀・告別式は家族のみで執り行い、弔問や香典は辞退する。喪主は妻葉子(ようこ)さん。

 小川氏は京都大卒業後、1973年に通産省(現経済産業省)入省。近畿通産局長や特許庁長官を歴任し、2007~10年に福田、麻生、鳩山、菅内閣で内閣広報官を務めた。

 11年4月には麻生渡元知事の退任を受けて知事選に出馬し、初当選。15年4月に再選、19年4月に3選を果たした。3期目の任期は23年4月までだったが、肺腺がんの治療に専念するため今年3月24日に辞職した。

 知事時代は、「県民幸福度日本一」をスローガンに掲げ、雇用創出や先端産業の育成を推進。農林水産物の輸出拡大や観光振興に注力し、20年4月には宿泊税を導入した。子育て支援や子どもの貧困対策にも尽力し、子ども医療費の助成拡大などに取り組んだ。

 任期中は甚大な豪雨被害が相次ぎ、災害の復旧・復興に奔走。新型コロナウイルスの感染拡大では、昨年4月に初めて出された緊急事態宣言への対応を指揮。県民に外出自粛や休業を要請したほか、医療提供体制の拡充を進めた。 (黒石規之)

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