柔道男子19歳田中、パリ五輪に名乗り 阿部、丸山に続く66キロ級の星 GS大会連戦で好成績

 東京五輪金メダルの阿部一二三(パーク24)と世界選手権2連覇の丸山城志郎(ミキハウス)=宮崎市出身=の2強が際立つ柔道男子66キロ級に新星が現れた。19歳の田中龍馬(筑波大)=佐賀市出身=で、10月中旬のグランドスラム(GS)パリ大会で右肘痛をこらえて優勝し、今月5日のGSバクー大会は3位。10日にオンラインで会見したホープは「世界で十分闘える自信がついた。本気で勝ち続ければ五輪に手が届く」と3年後のパリ五輪へ名乗りを上げた。

 佐賀商高3年だった2019年に全国高校総体を制した田中は、阿部や丸山が不在だった今年4月の全日本選抜体重別選手権で初優勝。パリ五輪の柔道会場となる施設で行われたGSパリがシニア大会デビュー戦だった。初戦に関節技をかけられて右肘を痛めたが「自分の実力がどのくらい通用するのか気になり、積極的に攻めた」と担ぎ技を中心に勝ち抜いた。

 男子日本代表の鈴木桂治監督は「技が速く攻撃力が強く、伸びしろも大きい」と将来性を見込み、欧州のGS大会を連戦させた。田中はバクー大会でも3位決定戦で右肘を攻められながらも耐え抜いて勝利。鈴木監督は「精神的に強くなった」と目を細めた。

 阿部と丸山の五輪代表争いに加わるため、今後は22年8月の世界選手権出場を目指す。同1月の講道館杯が第一関門で「2人のような粘り強さや執着心をつけ、勝ち続ける」と誓った。 (末継智章)

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