新聞大会、本紙に協会賞授与「市民の声受け止め、地方紙連携さらに」

 日本新聞協会主催の第74回新聞大会が17日、盛岡市で開かれた。2021年度の新聞協会賞の授賞式もあり、「愛知県知事リコール署名大量偽造事件のスクープと一連の報道」によりニュース部門で受賞した西日本新聞社クロスメディア報道部・竹次稔デスクが「市民の声を受け止め、地方紙で連携する取り組みをさらに充実させたい」とあいさつした。

 今回は中日新聞社との共同受賞。両紙は2月、愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)署名活動に絡み、佐賀市内でアルバイトによる署名偽造が行われていたことを連携取材で特報。一報の端緒は、本紙「あなたの特命取材班」への情報提供で、読者の困りごとに応える「オンデマンド調査報道(ジャーナリズム・オン・デマンド、JOD)」での地方紙連携の枠組みで取材が進んだ。

 授賞式で竹次デスクは「男性の証言に『大変なことだ』と思った」と振り返り、「情報提供の受け皿と連携の両方がなければ、事件の解明が遅れていたかもしれない」と語った。

 新聞協会賞は朝日新聞社▽毎日新聞東京本社▽日本放送協会▽河北新報社▽高知新聞社にも授与。新聞技術賞が中日新聞社に、新聞経営賞が神戸新聞社にそれぞれ授与された。

 大会には全国の新聞、通信、放送社から317人が出席。「責任あるジャーナリズムの担い手としてよりよい社会の実現に向け、使命を果たしていく」との大会決議を採択。東日本大震災10年の節目を迎えたことを踏まえ、「報道は災害にどう向き合うのか」と題した研究座談会もあった。

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