金子農相「非開門で解決」 諫干事業を就任後初視察

 国営諫早湾干拓事業(長崎県諫早市)の潮受け堤防排水門の開門問題を巡り、金子原二郎農相は20日、佐賀、長崎両県を訪問した。10月の就任後初めて現地を視察し、開門を求める漁業者や長崎県の中村法道知事と会談。記者団に対しては、開門しないという従来の方針を改めて示した。

 金子氏は佐賀市内で開門請求訴訟の原告団らと意見を交換。漁業者からは「有明海を再生するには開門しかない」との声が上がり、馬奈木昭雄弁護団長は利害関係者による話し合いの場を設けるよう要望した。金子氏は「意見を重く受け止め、解決方法を探す」と述べるにとどめた。

 その後、諫早市の干拓地を視察し、地元営農者から農地の現状について説明を受けた。干拓事業は金子氏が長崎県知事だった2008年に完了した。中村知事らと市内で意見交換後、記者団に対し「(自身の知事時代から)認識は変わっていない。非開門で解決し、有明海の再生に全力で取り組む」と述べた。

 (山下航、古長寛人)

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