「人間に光」求め100年 小出浩樹

 JRの無人駅を降りて、秋の田園地帯を歩いた。山から幾筋かの清流が、音を立てながら交わっていく。

 奈良県中部のこの一帯は中世の頃から、死んだ牛や馬を無償で提供される権利を持っていた。死に身は河原に運ばれて村の人々の高い技術で解体され、肉、皮革、骨粉となる。農業に加え、人々の大事な現金収入源だった。...

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