メンバーへ したいこと、できること全部やろう HKT48・OG座談会㊦

植木南央、田中菜津美、山本茉央座談会(下)

 HKT48のOG3人による座談会も最終章へ。元1期生の田中菜津美(21)は新型コロナウイルス禍でも前を向く後輩たちにエールを送り、植木南央(24)は卒業を巡る心の揺れを、時にツッコミを受けながら経験者として語る。ドラフト1期生だった山本茉央(25)は特技のゴルフを生かした将来ビジョンを披露する。記者からの「アイドルをやって楽しかった?」の問いに、3人の答えは―。 (聞き手は古川泰裕)※取材は10月30日

 -卒業生から、今のHKT48はどう見えている?

 田中「さしさん(指原莉乃)が卒業したくらいから、自分たちの力で上に行こうっていうのが、めちゃめちゃ見える。(卒業したが)咲ちゃん(宮脇咲良)が帰ってきたこともあって、生き生きしているように見えます」

 植木「グループ全体の仕事が新型コロナウイルスもあって減った分、それぞれ個人のSNSで企画をしているから、すごいなって思う」

 田中「ただただ『いる』っていうだけの子が減った気がする」

 植木「私たちの時は総選挙っていう原動力があったけど、今はゴールが見えないというか、目指すところがはっきり見えないじゃないですか。そんな中でも頑張れるのはすごいなと思う」

 山本「一人一人の得意分野っていうか、魅力を自分たちで出して自分で仕事を取ろう、みたいな感じがしてすごいと思います」

 田中「歌がうまい子はうまい子で出てきているし」

 山本「服が好きな子は服で頑張っているし、すごいなあって」

 -舞台に出るメンバーも増えたし…。

 田中「中の事情を知らないから、逆に知りたい」

 植木「『知らないHKT48』が増えたよね」

 田中「見ている分には、みんなすごく上に行こう、上に行こうって見えます」

 -先日1期生がお披露目10周年で劇場から記念配信をした時、最後になつみかんが参加した。

 田中「受けて入れてくれて、めっちゃうれしいです。自分、円満卒業なんだなって感じました(笑)」

 植木「ちょっとね、危なっかしい時もあったけどね(笑)」

 田中「19歳で卒業したから周囲にクビだと思われちゃって。若いのになんで?とか卒業の理由を聞いても大丈夫?とか言われるから、円満をアピールしていきたいです」

10月30日のハロウィーンイベント

 -卒業したタイミングはどうだった?

 植木「タイミングは良かったなって、冨吉(明日香)とか交えて話すこともあります」

 田中「そう思うしかないけどね。辞めてすぐコロナ禍になったし。この間、5期生が『アイドル人生の半分がコロナ禍』って(SNSに)書いていて。ああ、そうだよな…と思った。私たち、コロナも何もなかったけど、頑張っていなかったなと思って」

 植木「年表を見たら、ほぼコンサート、コンサート。終わってコンサート、ツアー、みたいな」

 -茉央ちゃんが加入した頃は、本当にそんな感じだった。

 山本「そうでしたよね」

 田中「ツアーから合流したってことやろ? めっちゃ大変やん」

 -ツアーが終わったら次のツアーが始まっていた。

 植木「で、公演やって、ミュージックビデオの撮影やって、みたいな。毎日めまぐるしかった」

 山本「1年1年があっという間だった」

 -コロナ前はそれができた。

 植木「表に出る時間が減ったからこそ、良くも悪くもみんな考える時間ができたから…。今まで以上に、気持ちがある子とない子がたぶん…。なつみかんとかさ、コロナになったとき、HKTにいたら何もしていなかったやろ(笑)」

 田中「してない(笑)。でも、さしさんが卒業した時点で、それはけっこう分かれていました。これから自分たちの力で上がっていこうっていう子たちと、ただいるだけの子と。自分の熱量も、みんなと差があるって気づいていたから『そろそろかな』って」

 植木「気づいていたんや(笑)」

 田中「もう卒業を考えちゃっているから、どうしても『さっしーがいなくなった後、頑張ろう!』っていう、みんなの熱量についていけなくて。それで何カ月か苦しかったですね。九州ツアーが始まった時、『ああ、これが最後だ』と思って回っちゃっている自分。それと『これからいっぱいコンサートするぞ!』って回るメンバーとの差がつらくて、申し訳なくて」

 植木「さっしーの卒業が5月で、私も7月いっぱいで卒業したので。さっしーが卒業した後、みんなツイッターに『頑張ります』って書いていたけど、私はその言葉が書けなくて。卒業を考えていたから、書くと逆に申し訳ない気がして」

 田中「期待させちゃうから」

 植木「だから違う言い回しで『恥ずかしくない後輩になりたい』みたいに書いたことを覚えています」

卒業を考え出したら、けっこうもろ見えよね

 -2018年の年末、さっしーの卒業発表を受けてインタビューしたとき、この植木っていう人は「今後のHKTを…」とかすごく真剣に話していましたね。

 田中「おい(笑)」

 植木「12月やろ⁉ (翌年の)7月やもん!(卒業を考えたのは)4月くらいやもん!」

 田中「でも絶対(スタッフらに卒業の)相談はしとうやん(笑)」

 -「新劇場までHKTを守ろう」とか言っていた気がするのですが。

 田中「私、絶対言いきらんわー」

 植木「半年前よ⁉ 半年前やけん、燃えとったもん!」

 田中「自分はいなくなる気、満々で(笑)」

 -うそばっかし。

 植木「絶対それ言いに来たやん(笑)!」

 -怖いなー怖いなー。

 植木「いやそこでね、南央だけなんか、ねえ」

 田中「次を考えているみたいなことを言うのもね」

 植木「そう言うのも変だし、卒業を心配されるじゃないですか。考え出したのは1年くらい前だったので、その時も心のどこかにはありましたよ(笑)」

 -絶対あったよね(笑)

 田中「でも(卒業を)考え出したら、けっこうもろ見えになっちゃうよね」

 植木「分かる」

 -インタビューでは「あと半年は辞めない」とも言っていた。

 田中「えー! 言っとるやん!」

 -発表した時、本当に半年で辞めるのかと思った。

 植木「考え出して、行動、の早さだよね。結局。でも考え始めたら、卒業した方がいいと思う」

 田中「おー。すごいじゃん。また言っていますよ(笑)」

 山本「考えたら落ちていっちゃうから」

 植木「そう。そこからの期間がHKT的にも自分的にも、もったいないし。誰に言っているんだろ。卒業しようか迷っている後輩? HKTファンから絶対最悪やん(笑)。『辞めさせようとしている』って」

 山本「あんまり言うなってなっちゃう(笑)」

 植木「残ってもいいことあるし」

 田中「そう。どっちにもメリットはあると思います。本当に」

 植木「自分で良かったと思えたら、ね」

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