大関候補の明生、全勝の貴景勝に土 土俵際で粘って押し出し

大相撲九州場所

 関脇2場所目で大きな白星を手にした。明生(鹿児島県瀬戸内町出身)は、9日目まで土つかずの貴景勝に突き放されても、うまく回り込んで粘る。「どこかで差すことも考えた」というが、大関の引きに乗じて一気に押し出した。

 「我慢をして相撲を取ろうと思っていた。(立ち合いから)集中していった。土俵際で残すことができて良かった」。会心の内容だけに、表情には充実感が漂う。土俵下で見守った高田川審判長(元関脇安芸乃島)は「明生の動きが良かった。圧力をかけられないようにうまくさばいて、引かずに持っていった」とたたえた。

 幕内で秋場所までの今年5場所全てに勝ち越しているのは、照ノ富士と御嶽海と明生だけ。大関候補に挙げられる26歳は、抜群の安定感を誇っている。「出身地がアナウンスされると拍手を頂けるので励みになる」というご当所で、これで星を五分に戻した。

 「今のままでは足りないものが多い。足りないものを探しながら、残りの一番を集中して土俵に上がりたい」。11日目は2日続けての大関戦となる正代戦。九州で勝ち越して、来年「さらに上」を狙う足がかりにしたい。 (林原弘)

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