「避難スイッチ」地域で共有 行動起こす基準に 京都府で取り組み

 地理的な条件などが異なる地区ごとに、危険な雨量も異なる。こうした研究者の知見を踏まえ、住民が主体的に情報を入手して自ら「避難スイッチ」を押し、行動につなげる取り組みが、京都府福知山市で進められている。 (特別編集委員・長谷川彰)

 福知山市は、京都府の北西部に位置する人口約7万6千人の都市。市内を流れる1級河川の由良川は過去に何度も氾濫しており、戦国武将の明智光秀が城下町を開いた際は治水に努めたと伝わる。

 近年も大雨に相次いで襲われ、2018年の西日本豪雨では土砂災害や、大量の雨水がはけずに支流の水があふれる内水氾濫などで被害が続出。犠牲者は出なかった半面、ベッドに寝ていて土砂と一緒に流されながら助かった人や、住家が土砂崩れで全壊したものの昼食を取るため別棟に移動していて難を逃れた人など、自宅で危険にさらされたケースが少なくなかったという。...

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