「虎の子」の出番がないように

1987年2月、荒れる響灘を北九州市若松区沖の白島へ向かった。そこでは国家石油備蓄基地が建設されていた。数日前の大しけで防波堤が決壊したという▼寒風は激しく吹き付け、チャーターした漁船は木の葉のように。何度も死ぬかと思い、船酔いに耐えやっとたどり着いた島では、巨大なコンクリートの塊がいくつも海に沈みかけていた...

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