東京でも異彩放つ「海の幸」 宮田英紀

 福岡県久留米市出身の洋画家青木繁(1882~1911)の代表作「海の幸」。10人の漁師が巨大な3匹のサメを担いだり銛(もり)にぶら下げたりしながら行進する光景を横長のキャンバスに描いた作品だ。

 この絵から着想した「M式『海の幸』森村泰昌ワタシガタリの神話」という個展が、東京・京橋のアーティゾン美術館(旧ブリヂストン美術館)で開かれている。

 森村さんはゴッホの自画像になりきるセルフポートレートで注目された現代美術家。自ら海の幸の漁師の一人一人となって絵を写真で再現するとともに、青木が生きた明治から新型コロナ禍の今日に至るまでの出来事や風俗を題材にした「続編」も創作した。...

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