わが家の米を「失敬」 「振り返れば未来」(20)

【聞き書き】農民作家 山下惣一さん

 青年団活動に精を出す一方で、頭を悩ませたのが小遣い銭の確保。当時の農村での常とう手段は、わが家の米をちょいと失敬する「どっこいしょ」でした。

 方法は二つ。まずは、稲刈り直後の「季節どっこいしょ」です。当時は田で脱穀した米を袋に詰め、牛に引かせた荷車で家まで運びますが、大抵その役は若者。で、運ぶ途中で手頃な草むらの中に素早く1袋を蹴落としておき、夜中に取りにいくのです。...

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