伝承と挑戦が生み出す久留米絣の魅力 【記者ノート】

 絣で織りなす⑦

 久留米絣(かすり)にとって、1877(明治10)年の西南戦争は一つの転機だった。取材した絣関係者から何度も「西南戦争で絣は全国に広まった」という言葉を聞いた。

 戦地の九州に全国から政府軍が集められた。絣業界の資料によると、彼らが筑後地域で久留米絣に興味を持ち、土産として持ち帰ったことで各地に知れ渡ったという。戦場という「生死の境」に立たされた彼らの心を、絣が癒やしたのかもしれない。...

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