呉明益著『雨の島』 痛々しくも慈愛ある日々描く

 登場人物は皆、独特な集中力を持っていて、やがてミミズ研究者、鳥類学者になる子らもいる。六つの小説が緩やかに繋(つな)がり、愛や後悔の果てに臨死体験や絶滅種を探索する物語もあった。台湾の自然や風土に触れ、人と動物の共生、一体化した生存や繁殖もある。しかしこれを奇想的と呼んでいいのかと迷う。

 海や山...

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