【動画】「復興のシンボル」くま川鉄道が1年5カ月ぶり部分再開

 昨年7月の熊本豪雨で被災し、全線運休していた第三セクター「くま川鉄道」(熊本県人吉市)が28日、約1年5カ月ぶりに部分運行を再開した。

 主に沿線の高校生の通学手段として利用されてきたくま川鉄道は豪雨で球磨川に架かる鉄橋が流失し、人吉温泉駅(同市)に止めていた車両5両も水没。高校生らは、代替バスの利用を余儀なくされていた。

 車両の修理などを経て運行再開したのは全区間24・8キロのうち、被害の少なかった肥後西村(同県錦町)-湯前(同県湯前町)の18・9キロ。肥後西村-人吉温泉は引き続き代替バスを走らせる。

 28日に湯前駅で開かれた出発式で、くま川鉄道会長の松岡隼人・人吉市長は「復興のシンボルとして市民に希望と勇気を与えると信じています」とあいさつ。地元の高校生による出発進行号令の後、招待客約60人を乗せた臨時便は住民から拍手で見送られながら出発した。

 一番列車の運転を任された運転士の椎葉悠太さん(26)は「地域の支えで再開できたと実感した。全線再開に向けて、しっかりと安全運行に努めます」と誓った。

 (中村太郎)

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