熊本・南関町で鳥インフル疑い 6万7000羽飼育の養鶏場

 熊本県は2日、同県南関町の養鶏場で、70羽以上の肉用鶏が死んでいるのが見つかり、鳥インフルエンザの簡易検査で陽性だったと発表した。PCR検査で陽性が確認されれば、九州では鹿児島県出水市に続き今シーズン2県目となる。

 熊本県によると、2日午前11時半ごろ、養鶏場から「直近3日間で73羽の鶏が死んだ」と通報があった。生きている鶏を含む13羽を簡易検査し、12羽に鳥インフルエンザの陽性反応が出たという。

 PCR検査は3日未明にも判明の見通しで、県は陽性の場合、養鶏場で飼育する約6万7千羽を殺処分し、72時間以内の埋却完了を目指す。さらに農場から半径3キロ以内の5農場11万3700羽を対象に鶏や卵の移動を制限、立ち入り検査を実施。半径3キロから10キロ以内の14農場で鶏や卵の搬出を制限し、周辺7カ所に消毒ポイントを設置する。

 農林水産省の統計によると、熊本県のブロイラー飼育数は全国6番目。2日夕の対策本部会議で蒲島郁夫知事は「現時点で初動に入る。総力を挙げて対応を」と関係部局に指示した。

 隣接する福岡県でも半径10キロ以内に4農場が含まれており、同県は陽性が確認されれば、順次農場への立ち入り検査を行い、主要道路に消毒ポイントを設置する方針。(綾部庸介、小笠原麻結)

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