京都に空襲なしの虚報

 戦時中に「京都は文化財が多いから空襲はない」とうわさされた。俳優の沢村貞子さんは東京から疎開するとき、土地の人が「京都だけは焼けまへん」と信じ切って家の値段は暴騰していたと自伝に書いている。

 文豪・志賀直哉も知人へのはがきにこう書いた。「噂(うわさ)だから事実かどうか分かりませんが(米国の)博物館の役人が奈良と京都は爆撃せぬようにとトルーマン(大統領)に進言したら、約束は出来(でき)ぬが考慮には入れて置こうといった由(よし)…」...

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